壺の中の泉

きらめきたい

顔が好きという理由一つでDVDを買った映画があざとかった

トモダチゲームを観て下さいという記事です。
 Q.いつまでこのタイトルを続けるんですか?
 A.顔ファンであることを主張しないとやってられない何かがあるからやめません。

tomodachi-game.com

 トモダチゲーム―劇場版―のDVDが届いたので観ました。
 ところで決して笑いを狙った場面ではないのにその状況や事実が可笑しくて「爆笑してる」ってよく言いませんか?おたくのみなさん!わたしは言います。でも心の中ではしぬほど笑っていますが実際に声に出してお腹を痛めてるわけではありません。(Twitterなどで「泣いた」と真顔で呟くタイプです)
 しかしこの「トモダチゲーム」という映画のクライマックスでわたしは初めて声に出して笑っていました。その理由はよく分からないんですけどね!!それでしばらくして気付いたんです。この映画、あざといぞ…と。

 前置きが長いですが、9/2に劇場版FINALが公開されるのでこの作品のあざとさ魅力を伝えるべく劇場版1のネタバレは伏せつつ見どころを紹介したいと思います。劇場版1はレンタルもありますのでぜひ観て下さい。キャストを楽しみたい人ならだいたい楽しめると思います。
 原作は全く分からないので実写化作品「トモダチゲーム」についてのエントリーです。

トモダチゲームとは

幼いころ、「金より友達」と母から教えられた主人公・片切友一は、母の教え通りに金よりも友情を何より大事にする男子高校生。ある日、クラスで集めていた修学旅行費が盗まれてしまう。その結果、仲の良い4人の友人のクラスメイト、学年トップの天才の美笠天智、刑事の娘で副委員長の沢良宜志法、政治家の息子でムードメーカーの四部誠、大人しくて巨乳の心木ゆとりと共に拉致され、謎のゲーム『トモダチゲーム』の会場に連れてこられる。案内人のマナブくん曰く「5人の内誰かが2000万円の借金をしている」とのことで、盗まれた修学旅行費はゲームの参加費だった。5人は誰かの莫大な借金を返済するため1人400万円の借金を背負い、『トモダチゲーム』に参加する。このゲームは友情さえあれば超簡単なものだった。

トモダチゲーム - Wikipedia

 ※wiki読んでたら原作ネタバレ踏みそうになったので避けたければ読まない方がいいです。

●キャスト
・片切友一…吉沢亮
・三笠天智…山田裕貴
・沢良宜志法…内田理央
・四部誠…大倉士門
・心木ゆとり…根本凪

 こちらの記事の冒頭部分にドラマの感想を書いています。
 ただしこちらで書いている感想・考察はあくまでドラマを見た時点でのものです。劇場版を観たらよく分からなくなりました。
krgph.hateblo.jp

まじめな感想

 ひねくれたおたくなので「友情かお金か」というテーマで脱出できないゲームに参加させられた高校生の男女5人組という時点で期待値を下げていました。また出たよそういうやつ~~って思いながら観てしまうテーマを扱ってる(偏見)けれど根本は別のところにあるような気がした(友一の過去が小出しに明らかになるに連れてそんな気がしてくる)のは劇場版1を見てからですが、ドラマもなんやかんや飽きずに見ることができたのはそれなりにおもしろかったからだと思います。
 それはキャスト個々に惹かれていたからだと自分なりに納得していたけれど、実はテーマの根本が「友情かお金か」というものとは別のところにあるのでは…ということにわたしはドラマを見ていた時から潜在的に気付かされていたのかなあとも思います。今思えば、ですが。
 でも友一は「お金より友達が大事」と育てられてきたため、結局テーマは「友情かお金か」なのかもしれない。
 ドラマの感想でわたしは「主人公とヒロインが良い感じになるっぽいドラマ」と適当に述べていますが劇場版を観ての感想は「そんなことなかった」です。5人の様々な過去が明らかになったこともあり、観てるこっちが疑心暗鬼です。もう何が本当なのか分からない。予告にもあったキスシーンもその意味を受け入れきれない。

 とりあえず、観て退屈する作品ではありません。他の人の感想を見ていないのでよく分かりませんが少なくともわたしは劇場版FINALがとてもとても楽しみです。劇場版1で伏線が散りばめられたため、FINALは観ざるを得ないという感じになります。
 勝手な偏見だけで期待値下げてごめんね~~~!(何目線?)

見どころ

 これを楽しむだけでも十分に時間を割いて観る価値がある!という点をいくつか挙げたいと思います。

・顔面偏差値が高い…ビジュアルを見ての通りです!!画面が最高!!!また主人公とヒロインが正統派美男美女なところもいいと思います。これ以上正統派美男美女な俳優と女優の組み合わせは見たことがない。
・キャスティングがつよい吉沢亮山田裕貴…というタッグ*1って最強だと思います。内田理央ちゃんは全若手俳優おたくが推しと共演してほしい女優ナンバーワンだと思っています。
 根本凪ちゃんはかわいいですね……目元が好きです。大倉士門くんは何者なんですか?四部誠って視聴者が一番最初に「彼は裏切り者ではない」と思うキャラクターなんですよね(主観)バカだけどいいやつ~~~!っていうオーラに嘘がないのすごいなって思います。そしてビジュアルから何から何まで5人のバランスがいい。キャスティングがつよいです。
・クライマックスの友一の表情(DVDの1:27:04~1:27:11)…正直この7秒だけでも円盤代3000円はチャラになります。決して狙ってやってる感はまったくないところがすごいです。
・意外とおもしろい…(失礼)友一がどんな行動に出るのか、出ているのか…そして他の人物は何を考えているのか、そういった問いの難易度が高いのでおもしろいなと思いました。分かりづらいところが好きです。
・意外と怖くない…どこにもホラーなんて書いてない*2んですけどね。こういうのって心臓に悪いじゃないですか…?裏切り者は誰だーとか真の友情はーとか言われるといつ何が起こるか分からなくてドキドキしながら見なきゃいけない。わたしはそういうものは苦手です(起こると分かっている残酷なシーンで目を瞑るタイプなので)でも「トモダチゲーム」はそういった邪念を追い払って見ることができます。あとマナブくんが最初は怖い*3ですが慣れました。
・下手な人がいない…こういう言い方はあまりしたくないですが、ふと思ったので。大事なことだと思います。おかげで5人全員それぞれに魅力を感じ取ることができているかな、と。

この映画、あざとい

 どこが面白いのか分からないけれどとりあえず楽しくてシリーズを追いかけている作品はわたしにとって2作目です。(もう一つは闇金ドッグス)
 どうしてこんなに観たあと引きずってしまうのか、それはおもしろいからでは?でもなんで?などと考えてみたんですが、

 おたくが好きそう…!!!!!分かってる…!!分かられてる…!!!!あざとい……!!!

 と思いました。

・友情とお金を天秤にかけて男女グループがゲームに巻き込まれる話
・主人公とヒロインの顔面偏差値がカンストしている
・メインキャラクターの過去や秘密がみんな揃いも揃ってそれなりに(重要)壮絶
・今をときめく演技派若手俳優二人のキスシーンのタイミング
・↑画面が狙ったように美しい
久保田悠来さんがラスボス枠

 つ、伝えきれない…!
 この作品のやることなすことがとにかくあざといなと思い始めたら、そうとしか考えられなくなりました。
 だから観ちゃうんですよねえ。

 とりあえず何が言いたいかというとトモダチゲームを観て下さい!!

劇場版1を観て

 ※ネタバレあり
 
 そういえばスクリーンで観ることが叶わなかったんですが、何故かと言うとドラマを見て次の休みの日に映画館に行こう!と思ったらその日にはすでに公開終了していたからです。地方は公開期間が短いっていい加減学ぼうと思います…土日しか行けないので2週間は鬼畜では?FINALはちゃんとスクリーンで観ます!楽しみ!

 劇場版1はみんなの過去が暴かれたり、5人をゲームに巻き込んだ裏切り者の正体が分かったり、天智と志法が思いのほか複雑すぎる関係だなと思ったり、友一の本性がいよいよ表に出てきたり…今までの仲の良かった5人の真の姿がだいたい明らかになってきたのかなあ思います。
 いろんなことが分かるに連れて、反比例的に分からないことが増えたためFINALがは見逃せません。伏線をばらまくだけばらまいて回収しないなんて、絶対見せようとしてるよ!
 
 FINALに向けて今のところ際立って気になるのは、
・天智がみんなより一つ年上で空白の一年間がある理由、トモダチゲームは2回目である理由を全部「沢良宜志法のせい」と言っている
・片切友一はサイコパスなの?
・志法は整形の謎

 あたりかな。たぶんまだある気はします。ゆとりと四部は無害そう(言い方)だけれど原作に触れてないのでここだけの感想にしておきます。「志法と天智の過去」「サイコパス友一」は独立したテーマであると考えていますがFINALでどう決着がつくのでしょうか。
 友一は自分が人殺しをしていることについて「ひどいことをした」「裏切ることになる」などと淡々とした表情で言っているところがなんだかすごく読めません。第二ゲームで裏切り者をあぶり出すだめに一人一人味方につけていったやり口が悪人のそれだと称されているのでやっぱりいわゆるサイコパスなのかなあ。
 FINAL、楽しみです!

 トモダチゲームを観ると最高~~~!って気分になります。やっぱりビジュアルってだいじ…とこの作品にはしみじみさせられますがビジュアルに劣らない演技(?)というか、その最高のビジュアルが空っぽではないところがイイ…!すき…!と思います。
 裕貴くんは最初からすごいうまいと思ったしすごいうまい。ハイローどうしようかと思っていたけれどなんとか観に行こうと思います。闇金犬は絶対観るのでこの夏3本立てですね……たぶんDステ版TRUMPを履修する日も近い。
 吉沢くんは何を観てもいつもすごいよ~~~~!って思わされます。今回の劇場版1ではそんなに動いてないなあ(でも顔はきれいだなあ)と思っていたらクライマックスで一気にきたのでウワ!!!ってなりました。1:27:04~1:27:10の表情とか最高じゃないですか?どうやってああいう顔しているんだろう……まるで吉沢くんではないみたいだと思うのにあの「怖い顔」(マナブくん談)が凄く美しい。ネタ明かしからの友一無双、すごいです。尺はそんなに長くないから何度でもリピしちゃいます。コスパがいいってこういうことかな…(違う)
 あと噂のキスシーンですが、画面がきれいだなとかまあいろいろ考えています。あのくだりのマナブくんの反応おもしろすぎて今作イチの笑いどころ(主観)あの前後もよくできてるなと思います(何目線?)「作法は分からんがとりあえず眼鏡は取る」とか言ったりやたら急いでたり色気なんてあったもんじゃないキス前に対して、「行こう友一、俺とお前ならトモダチゲームの本当の闇と戦える」となんかすごくそれっぽい(?)セリフとそれっぽい画面がそれっぽくふわ~~~っとしているキス後……みたいな。なんでこんなに真剣に語っているんだ…??!でもまじめな感想です。
 そしてこれもすごくまじめな感想なんですが、吉沢くんがすごいノーマルの演技をしているなあって。ばっって天智を避けてる感じが。あまりにもあからさまなので、これは一体…?と考えています。
 

まとめ

 ここで締めるのもどうかと思いますが力尽きたので()締めます。
 トモダチゲーム、こんなにハマるとは思いませんでした。原作に触れていないのでハマっていると言えるのかも怪しいですが…これ6000字近いんですよね。あらすじ引用してはいますが普段の観劇感想記事の半分近くかそれ以上書いていることにびっくりしています。本編98分の映画をDVDで観た感想でここまでいくとは自分でも思っていなかったので……もっと一人一人について考えたり深く考察してみたりTwitterではフォローの多くも少なくもないTLを埋める勢いでうだうだとやっています。
 語りたくなる作品は当たりだって持論があるのでトモダチゲームに出会えてよかったです。作品そのものに対して「あざとい」という感想を抱いたのは初めてですがそれも魅力の一つかなと思っています。―完―

*1:劇場版は2作とも友一と天智の絡みの配分が大きいということが予告編からも分かります。

*2:作品紹介で監督について「ホラー演出にも長けている」とは書かれていた

*3:わたしは人形が苦手です。仮面ライダーWの人形回はトラウマ!

再演したら観たい/観てほしい作品を通してあらゆることを考える

お題「再演したら観たい/観てほしい作品」

 ずっと楽しそうー!って思いながら自分も考えていました。

 雑ですがさくっと挙げてみたら実現不可能そうなものばかり!だった上に作品についてよりもキャストについて語っているため、お題の主旨からは少し遠のきますが、再演したら観たい/観てほしい作品を通して特定の俳優について日頃考えていることを自分なりにまとめてみたり作品そのものについて考えてみたりしたいと思います。それぞれ上から順にどんどん無謀さが増します!

再演したら観たい作品

Being at home with Claude-クロードと一緒にー

 「彼」を演じる貴方を観たい。

www.zuu24.com

 2019年冬に再演が決まっています。
 作品そのものの魅力はもちろんありますが、「彼」を演じるということに底知れない何か(?)があるのかなと思います。この作品に出演する役者のファンなら、いやそうでなくても、この作品を観てとんでもない衝撃を受けることに違いないのだろうなあ。観に行った人が軒並み震えて帰ってきている印象です。

 誰が演じようと自分もずっと演じ続けたい、と再演と朗読劇で「彼」を演じた松田凌さんが言っていますが2019年冬ってどうなんだろう。遠すぎて別の誰かになる気がします。「彼」にキャスティングされた俳優のファンの皆さんは絶対に観た方がいいと思います。再演が大学入学した頃にあってスケジュールが合わなかったり朗読劇が平日のみだったりで観れなかったのめちゃめちゃ悔しいです。近くに住んでるなら絶対観てください!(?)
 
 ところでわたし、この作品に関する松田さんのブログが好きなんです。いや、いついかなるも大好きなブログですが…ものすごいセンスに溢れてもはやひとつの芸術作品だなと思うエントリーが時々あります。
 それからイーブの時の写真は毎回なんか憑いてて好きです。

ameblo.jp

ミュージカル「スリル・ミー」

 板の上の二人っきりの世界を観たい。

twitter.com
 友人にCDを頂いたので聴いたんですけど、軽率に好きでした。これ好きな俳優が出たら最高に楽しいんだろうな~~!軽率なので特定の二人組に「彼」役と「私」役をどっちもやってほしいとも思います。2015年版TRUMPみたいな…(TRUMP未履修です)
 
 あと叶わないのは分かってるんですけど、良知さんの「私」が観たいです。音源すら出ていません…悲しすぎる。

メサイア-紫微ノ章-

 たった一人で世界の扉をこじ開ける様を、その光を観たい。

www.clie.asia

 言わずと知れたメサイアシリーズ。わたしが触れたのはドラマ-影青ノ章-からで生で観たのは翡翠ノ章のみなのですが、叶うものなら生で観たい作品を選ぶなら紫微ノ章です。(叶いません)
 廣瀬さんに関してぱっと見で純粋無垢な役、世界の穢れを知らなさそうな役が似合うなあと勝手に思っていて*1(もちろんなんかひねくれてる~~!って感じも好き)、その「ぱっと見」というのがわりと重要だとも思っているんですが…(伝われ)「紫微ノ章」のヤマ場は淮斗の独白と扉を抉じ開けて光を切り拓くシーンだと個人的に思っています(伝われ)何が言いたいかというとそういった役としてまず悠里淮斗を挙げたくなるということです。うわーーー!伝わらない!説明力がこい!
 それにしてもあれ(独白とそのくだり)すごいですよね。たった一人で板の上の世界をものにしてる感じ。映像越しでも伝わってくるその凄さ、絶対に絶対に生の価値が存在したと思うんです。
 紫微ノ章はメサイアシリーズの中でもスピンオフ的な位置にあるのかなあとも思っています。台本も6日前に上がったという話*2ですし…
 メサイアシリーズきってのもう一度上演してほしい作品ではないでしょうか。できれば同じ劇場で。欲を言えば福岡公演もやって(無茶)


再演したら観てほしい作品

ミュージカル「ブラックメリーポピンズ」

 おたくはみんな好きだから観てほしい。

m-bmp2.com

 日本人の脚本では絶対に観られない作品だな、と思いました。人によって感想が違うだろうなあ。これに対して何を思うかで性格が出る気がします。帰り道の周りの人の話し声がおもしろかったです。
 わたしは良知さんの歌が好きで、とくにフレーズが好き(?)という感覚になります。伝わらない!ブラメリも良知さん演じるヨナスの曲に出てくる「悪魔」というフレーズを聴いたとき、あ~~これこれ!って思いました。伝わらない!
 そして小西さんかっこよすぎる案件!むり!かっこいい!背が高い!ブラメリは真ん中の兄と妹、一番上の兄と末っ子の弟でなんとなく二組に分かれた構成になるんですが、一番上の兄(小西さん)と末っ子(良知さん)がペアになるってやっぱり最高すぎると思います。だんだんスリミ2013のこの二人の音源だけが存在しないことにどうしようもない気持ちが湧いてきます。こういった観点から、おたくはみんなブラメリが好きなんじゃないでしょうか(適当)
 ブラメリ再演で印象的だったことは5人のキャストの皆さんが本当に仲良いんだろうなあということがカテコでとっっても伝わってきたことです。もう見ててこっちが幸せになるぐらい。
 それから舞台美術がいい。舞台って長方形であることが多いですが、ブラメリは正方形。正方形の「部屋」をカーテンで仕切って表現してありました。シンプル・イズ・ベストってこういうことを言うのだろうなあという感じ。

 そしてみんなだいすきサスペンダーです!(?)良知ヨナス、チェックシャツにサスペンダー、天パ、末っ子という設定だけでもう最高じゃないですか?!よくわかんないけど好き…ってなる感情を誰かと分かち合いたいです。

青山真治×古典プロジェクト「フェードル」

 一度きりで体感してほしい、凛々しく美しいアリシー姫。

 ジャン・ラシーヌの悲劇「フェードル」が2015年冬にとよた真帆さん主演で東京芸術劇場シアターウエストで上演されました。
 正直脚本の解釈なんかは合わないところもあって何もかも好き!最高!というわけではないんですが、松田凌演じるアリシー姫が最高に可愛くて綺麗で凛々しく美しいので観てほしいです。初の女性役ということでどのように演じられるのかわくわくしながらシアターウエストに行ったのですが、声の高さを変えていなかったことにびっくり。でもそこにはたしかにアリシーという一人の「女性」が存在していました。どうなっているんだろうって観劇後しばらく考え続けました。
 演劇的な「面白さ」の要素に組み込まれているのかどうかその真相は知りませんが、松田さんの絶対的に強そうな感じが隠しきれてないのは面白いと思うべきだったのでしょうか。その気になれば無敵だよお姫様!
 そのもともと持っていらっしゃる強さ、そして醸し出る芯の強さがアリシー姫という一国の王女の凛々しさ、女性の強さに繋がっていたのかなあと思います。そしていつ観ても松田さんの涙は綺麗です。

ameblo.jp

舞台「K」第二章-AROUSAL OF KING-

 ものすごい熱量から生まれる神秘を観てほしい。
 
youtu.be

 松田凌すごい、本当にすごいひとだ……って思ったのがこれ。
 いやすごかった……いろんな人間を行き来した結果あらゆる人格を得てしまった魂を取り込んで、喧嘩し暴れ合う複数の人格を抑え込みながら事態を収拾させるために東奔西走する不老不死の役って難しそうですよね。そう簡単にできるものではないだろうなと思います。伊佐那社をできるのは彼だけだって思っていたらキャスト変更が起きたっぽいのでどうしようかなと思っています(どうもできない)。
 第二章は好きなシーンしかありません。シロに忠誠を誓うクロやいなくなったシロを探すクロ、荒牧さんそういうとこ好き~~!!って感じです(伝わらない)クロがシロに忠誠を誓うシーンはとにかく神秘的で美しい空間でした。舞台の醍醐味をああいうところで感じます。
 ダイジェスト映像の2:00あたりから始まるお着替えシーンでのライブ感がとても楽しくて、幸せ最高潮な感じで手拍子しました。
 あとヴァイスマン役の有澤くんがすごい!初舞台詐欺でした。あの当時19歳だったって…嘘でしょ……
 そしてやっぱり松田さんの涙は綺麗ですね。DVD収録日のマチソワで涙の流し方を意図的に変えたという話を聞いたときは何者かと思いました。今でもよく分かりません。

 表現に隙がなくてKの世界観を生で体感できるKステ。第二章はとくに熱量がすごい(みんな大変そうだし実際最後の最後でうまくいかなかった)、わたしたちが観た神秘的とも言えるKの世界が生み出されている力を思うと純粋にすごいなあと思います(小並感)

krgph.hateblo.jp


 MISSING KINGSの上演が決まっているみたいですが、個人的にはけんとくんの御芍神紫が観たいってずっと思っていたのでまさかの室長役にびびっています。話からしても荒牧さん主演ということでいいのかな。Kステは楽しいんですけどシロ役が変わるとどうなるのか全く想像がつきません。新しいシロ役の方、顔がものすごいシロ……全く違うタイプのシロになる気がします。


まとめ

 再演可能性のないものばかり挙げてしまいました。再演というよりももう一度生で観たい作品です。そして主旨がずれてる…!
 ところで再演とは全く違う話になりますが、最近考えたことは廣瀬さんと松田さんで「被害者」と「加害者」が観たいということです。叶わないことは知っています。こういうの考えるだけで楽しいんです(号泣)現実的に考えると、今は共演よりも「同じ役を演じる」日を楽しみにしています。

 このエントリーを書くにあたっていろんなことを考えましたが、舞台には必ず生の価値を感じる瞬間があると改めて思ったし映像越しに観ていてもここは生の価値があるところだ…!と思うこともあります。
 可能性がほぼゼロに等しいことは承知の上ですが、やっぱり紫微ノ章はメサイアシリーズきってのもう一度上演してほしい作品です。以上です。

*1:先日とある雑誌のハイネ関連の記事を読んでいたら「かわいい系の役が似合う」と日頃から?言われているらしいことを知りました。純粋無垢な役というのはこれに派生する気がします。

*2:円盤特典座談会より