古びた壁

脈絡なんてものは知らない

再演したら観たい/観てほしい作品を通してあらゆることを考える

お題「再演したら観たい/観てほしい作品」

 ずっと楽しそうー!って思いながら自分も考えていました。

 雑ですがさくっと挙げてみたら実現不可能そうなものばかり!だった上に作品についてよりもキャストについて語っているため、お題の主旨からは少し遠のきますが、再演したら観たい/観てほしい作品を通して特定の俳優について日頃考えていることを自分なりにまとめてみたり作品そのものについて考えてみたりしたいと思います。それぞれ上から順にどんどん無謀さが増します!

再演したら観たい作品

Being at home with Claude-クロードと一緒にー

 「彼」を演じる貴方を観たい。

www.zuu24.com

 2019年冬に再演が決まっています。
 作品そのものの魅力はもちろんありますが、「彼」を演じるということに底知れない何か(?)があるのかなと思います。この作品に出演する役者のファンなら、いやそうでなくても、この作品を観てとんでもない衝撃を受けることに違いないのだろうなあ。観に行った人が軒並み震えて帰ってきている印象です。

 誰が演じようと自分もずっと演じ続けたい、と再演と朗読劇で「彼」を演じた松田凌さんが言っていますが2019年冬ってどうなんだろう。遠すぎて別の誰かになる気がします。「彼」にキャスティングされた俳優のファンの皆さんは絶対に観た方がいいと思います。再演が大学入学した頃にあってスケジュールが合わなかったり朗読劇が平日のみだったりで観れなかったのめちゃめちゃ悔しいです。近くに住んでるなら絶対観てください!(?)
 
 ところでわたし、この作品に関する松田さんのブログが好きなんです。いや、いついかなるも大好きなブログですが…ものすごいセンスに溢れてもはやひとつの芸術作品だなと思うエントリーが時々あります。
 それからイーブの時の写真は毎回なんか憑いてて好きです。

ameblo.jp

ミュージカル「スリル・ミー」

 板の上の二人っきりの世界を観たい。

twitter.com
 友人にCDを頂いたので聴いたんですけど、腐女子なので軽率に好きでした。これ好きな俳優が出たら最高に楽しいんだろうな~~!軽率なので特定の二人組に「彼」役と「私」役をどっちもやってほしいとも思います。2015年版TRUMPみたいな…(TRUMP未履修です)
 
 あと叶わないのは分かってるんですけど、良知さんの「私」が観たいです。音源すら出ていません…悲しすぎる。

メサイア-紫微ノ章-

 たった一人で世界の扉をこじ開ける様を、その光を観たい。

www.clie.asia

 言わずと知れたメサイアシリーズ。わたしが触れたのはドラマ-影青ノ章-からで生で観たのは翡翠ノ章のみなのですが、叶うものなら生で観たい作品を選ぶなら紫微ノ章です。(叶いません)
 廣瀬さんに関してぱっと見で純粋無垢な役、世界の穢れを知らなさそうな役が似合うなあと勝手に思っていて*1(もちろんなんかひねくれてる~~!って感じも好き)、その「ぱっと見」というのがわりと重要だとも思っているんですが…(伝われ)「紫微ノ章」のヤマ場は淮斗の独白と扉を抉じ開けて光を切り拓くシーンだと個人的に思っています(伝われ)何が言いたいかというとそういった役としてまず悠里淮斗を挙げたくなるということです。うわーーー!伝わらない!説明力がこい!
 それにしてもあれ(独白とそのくだり)すごいですよね。たった一人で板の上の世界をものにしてる感じ。映像越しでも伝わってくるその凄さ、絶対に絶対に生の価値が存在したと思うんです。
 紫微ノ章はメサイアシリーズの中でもスピンオフ的な位置にあるのかなあとも思っています。台本も6日前に上がったという話*2ですし…
 メサイアシリーズきってのもう一度上演してほしい作品ではないでしょうか。できれば同じ劇場で。欲を言えば福岡公演もやって(無茶)


再演したら観てほしい作品

ミュージカル「ブラックメリーポピンズ」

 おたくはみんな好きだから観てほしい。

m-bmp2.com

 日本人の脚本では絶対に観られない作品だな、と思いました。人によって感想が違うだろうなあ。これに対して何を思うかで性格が出る気がします。帰り道の周りの人の話し声がおもしろかったです。
 わたしは良知さんの歌が好きで、とくにフレーズが好き(?)という感覚になります。伝わらない!ブラメリも良知さん演じるヨナスの曲に出てくる「悪魔」というフレーズを聴いたとき、あ~~これこれ!って思いました。伝わらない!
 そして小西さんかっこよすぎる案件!むり!かっこいい!背が高い!ブラメリは真ん中の兄と妹、一番上の兄と末っ子の弟でなんとなく二組に分かれた構成になるんですが、一番上の兄(小西さん)と末っ子(良知さん)がペアになるってやっぱり最高すぎると思います。だんだんスリミ2013のこの二人の音源だけが存在しないことにどうしようもない気持ちが湧いてきます。こういった観点から、おたくはみんなブラメリが好きなんじゃないでしょうか(適当)
 ブラメリ再演で印象的だったことは5人のキャストの皆さんが本当に仲良いんだろうなあということがカテコでとっっても伝わってきたことです。もう見ててこっちが幸せになるぐらい。
 それから舞台美術がいい。舞台って長方形であることが多いですが、ブラメリは正方形。正方形の「部屋」をカーテンで仕切って表現してありました。シンプル・イズ・ベストってこういうことを言うのだろうなあという感じ。

 そしてみんなだいすきサスペンダーです!(?)良知ヨナス、チェックシャツにサスペンダー、天パ、末っ子という設定だけでもう最高じゃないですか?!よくわかんないけど好き…ってなる感情を誰かと分かち合いたいです。

青山真治×古典プロジェクト「フェードル」

 一度きりで体感してほしい、凛々しく美しいアリシー姫。

 ジャン・ラシーヌの悲劇「フェードル」が2015年冬にとよた真帆さん主演で東京芸術劇場シアターウエストで上演されました。
 正直脚本の解釈なんかは合わないところもあって何もかも好き!最高!というわけではないんですが、松田凌演じるアリシー姫が最高に可愛くて綺麗で凛々しく美しいので観てほしいです。初の女性役ということでどのように演じられるのかわくわくしながらシアターウエストに行ったのですが、声の高さを変えていなかったことにびっくり。でもそこにはたしかにアリシーという一人の「女性」が存在していました。どうなっているんだろうって観劇後しばらく考え続けました。
 演劇的な「面白さ」の要素に組み込まれているのかどうかその真相は知りませんが、松田さんの絶対的に強そうな感じが隠しきれてないのは面白いと思うべきだったのでしょうか。その気になれば無敵だよお姫様!
 そのもともと持っていらっしゃる強さ、そして醸し出る芯の強さがアリシー姫という一国の王女の凛々しさ、女性の強さに繋がっていたのかなあと思います。そしていつ観ても松田さんの涙は綺麗です。

ameblo.jp

舞台「K」第二章-AROUSAL OF KING-

 ものすごい熱量から生まれる神秘を観てほしい。
 
youtu.be

 松田凌すごい、本当にすごいひとだ……って思ったのがこれ。
 いやすごかった……いろんな人間を行き来した結果あらゆる人格を得てしまった魂を取り込んで、喧嘩し暴れ合う複数の人格を抑え込みながら事態を収拾させるために東奔西走する不老不死の役って難しそうですよね。そう簡単にできるものではないだろうなと思います。伊佐那社をできるのは彼だけだって思っていたらキャスト変更が起きたっぽいのでどうしようかなと思っています(どうもできない)。
 第二章は好きなシーンしかありません。シロに忠誠を誓うクロやいなくなったシロを探すクロ、荒牧さんそういうとこ好き~~!!って感じです(伝わらない)クロがシロに忠誠を誓うシーンはとにかく神秘的で美しい空間でした。舞台の醍醐味をああいうところで感じます。
 ダイジェスト映像の2:00あたりから始まるお着替えシーンでのライブ感がとても楽しくて、幸せ最高潮な感じで手拍子しました。
 あとヴァイスマン役の有澤くんがすごい!初舞台詐欺でした。あの当時19歳だったって…嘘でしょ……
 そしてやっぱり松田さんの涙は綺麗ですね。DVD収録日のマチソワで涙の流し方を意図的に変えたという話を聞いたときは何者かと思いました。今でもよく分かりません。

 表現に隙がなくてKの世界観を生で体感できるKステ。第二章はとくに熱量がすごい(みんな大変そうだし実際最後の最後でうまくいかなかった)、わたしたちが観た神秘的とも言えるKの世界が生み出されている力を思うと純粋にすごいなあと思います(小並感)

krgph.hateblo.jp


 MISSING KINGSの上演が決まっているみたいですが、個人的にはけんとくんの御芍神紫が観たいってずっと思っていたのでまさかの室長役にびびっています。話からしても荒牧さん主演ということでいいのかな。Kステは楽しいんですけどシロ役が変わるとどうなるのか全く想像がつきません。新しいシロ役の方、顔がものすごいシロ……全く違うタイプのシロになる気がします。


まとめ

 再演可能性のないものばかり挙げてしまいました。再演というよりももう一度生で観たい作品です。そして主旨がずれてる…!
 ところで再演とは全く違う話になりますが、最近考えたことは廣瀬さんと松田さんで「被害者」と「加害者」が観たいということです。叶わないことは知っています。こういうの考えるだけで楽しいんです(号泣)現実的に考えると、今は共演よりも「同じ役を演じる」日を楽しみにしています。

 このエントリーを書くにあたっていろんなことを考えましたが、舞台には必ず生の価値を感じる瞬間があると改めて思ったし映像越しに観ていてもここは生の価値があるところだ…!と思うこともあります。
 可能性がほぼゼロに等しいことは承知の上ですが、やっぱり紫微ノ章はメサイアシリーズきってのもう一度上演してほしい作品です。以上です。

*1:先日とある雑誌のハイネ関連の記事を読んでいたら「かわいい系の役が似合う」と日頃から?言われているらしいことを知りました。純粋無垢な役というのはこれに派生する気がします。

*2:円盤特典座談会より