メサイアって、美しい
わたしがメサイアをすごくすごく好きだっていうだけの話をします。ほんとうにそれだけの記事です。とりあえず最初に主張したいのはタイトルの通り、メサイアが美しくて概念的で好きだ!!!!ってことです。
messiah-project.com
まずは暁乃刻、初日。おめでとうございます。
そして今夏公開予定の映画、メサイア外伝の特報映像、ストーリーが解禁。
相変わらず絶妙にネタバレくらってる!!って思ったけれど、これくらい情報出しておかないと本編でいろいろ起きすぎるんだよなあ…とも思う。あらすじでネタバレをくらっても理解が追いつかない、それがメサイア!(好き)
特報映像でいろいろと小出しにされていますが、まあまずはやっぱり美しいなあ…と思いました。あ~~好き!ってなった。これこれ!って感じ。
最後の三栖と周のが背を向けて立っているカット、ほんとうに美しい。好き。いやほんと、ほんっっと~~に美しくないですか?全人類に同意を求めたい(?)
彼らの理想が「究極の平等」であるということを思うたびに、その儚さに卒倒しそうになる。
まるで世の穢を知らない純粋な子供のように、まっすぐにまっすぐに「究極の平等」の実現に向けて動く三栖。とは言え、彼らは世の穢を知り尽くしているのがまたなんとも言えない。どれだけ血に塗れても、さらなる穢れた現実が周には降りかかる。このどうしようもない感じが視聴者、観客、傍観者であるわたしには、ぐるぐる考えたけれど一周回って美しく思える。
この作品の見どころって、ビジュアル、コンビもの、アクション…エトセトラ。いろいろあるとは思います。
まず、何より全体的にビジュアルがすごくいい!漆黒ノ章はいつ見ても画面が美しいな…ってしみじみします。もちろんキャストさん達のもともとのお顔立ちもきれいなんですが、なによりうつりがいいし、こう全体を見たデザイン的な部分で美しい。好き。
そして、題材があまりに的を射ているというか…スパイ、壮絶な過去、相棒…という。ある一定層の大半の人達が好きそうな題材。ええ好きです。それいいの?!と思うなかなかグレーゾーンな題材も時折ありますが、サブカルにとどまっている限り大丈夫なんだろうなと思います。
相棒、コンビものという点を取っても、壮絶な過去を持つ彼らの世界の中でたった一人の命ごと託せられる相手との絆。互いの世界には互いしかいないんです。それってよく考えたら不幸なことなのでは?とも思う。けれど彼らにとっては、メサイアという作品の看板主人公とも言える鋭利の翡翠ノ章でのセリフ「お前は俺の生きる意味でいてくれ」を借りれば、互いが互いの生きる意味である。から、それが唯一の幸福。ウーン、この作品そのものがメリーバッドエンドなのかなあ…。
そして例外もある。その例外の物語があまりに美し過ぎた。きれいなお人形のような風貌の者を指して"まるでつくりもののようだ"という表現がありますが、鋼ノ章はそれなのかな。まるでつくりもののようだが、その心臓はしっかり脈を打っている。
一方で自分の信念で動く人達がかっこいい!中には清々しいほどクズな方々もいるのが(作品として)好感が持てる。
それぞれのキャラクターの生い立ち、背景が深くていいなあ壮絶で美しいなあと思います。
そしてアクションもかっこいいですよね。あれは、表現というジャンルだと思っています。演出、映像技術、そういったものが合わさって我々の目に見えるアクションが完成している。それにそれぞれのキャラクター性が滲み出ているところが好きです。各キャラを追って動きを見るのがすごく楽しい。キャストさんもよく言ってらっしゃる、DVDを買ってずっと同じ人を追いかけて見るのもおもしろいという話。とくに翡翠、鋼がおもしろかったです。個人的には淮斗の動きが好きでした。単純に好み。わたし、ああいうの好きなんだな…って改めてしみじみしちゃう。
そういった様々な要素が融合して生まれる美しさ、最高にイイ!
メサイアって概念なんだと思います。
メサイアとは、メサイアという概念であり美しい。それが今のわたしの見解です。
美しい絆が描かれているととある記事に書かれていましたが、その通りだと思います。
そういえば、この作品はキャスト変更がないどころか代役を立てないそうです。徹底しているなあと思いました。わたしは、この現実から緻密に生み出される架空の世界に魅せられている。なんたって、美しくて概念的なものが好きだから。